タルムード

【ユダヤの教え】タルムードの一説!金の冠をかぶった雀

今回は、
【ユダヤの教え】タムードの一説!金の冠をかぶった雀
についてお伝えしていきます。

ユダヤ人は大富豪が多いことを
誰もが聞いたことあるのではないでしょうか?

その理由には、
「タルムード」が深くかかわっているといわれています。

タルムードについては
こちらで記事にしています。

ユダヤ人は、
子供のうちからタルムードを読み聞かせ
思考の積み上げをしていきます。

そんなタルムードの一説をお伝えします。

とはいえ、
ユダヤ教やタルムードについて深堀したわけでもなく
日本語で書かれた「タルムード金言葉」のようなものを
参考にしていますのであしからず。

ほんの些細なことでも
「気づき」になれば幸いです。

それでは、いってみましょう!

金の冠をかぶった雀

ユダヤで最も有名な王であるソロモン王と雀のお話です。

ソロモン王は、
鷲の背に乗り空から領地を隅々まで視察して回ったといわれていました。

ある日、
ソロモン王が鷲の背に乗ってエルサレムから
はるか彼方の領国を目指して飛んでいたとき、
たまたま体調が悪くて、鷲から落ちそうになりました。

それを見た雀たちが、
何百羽と寄ってきてソロモン王が落ちないように支えました。

感謝したソロモン王は、雀たちに言いました。

「お前たちになんでも欲しいものを与えよう」

雀たちは、巣に戻って何をもらうか議論しました。

「いつまでも身を隠しておけるブドウ畑」

「いつまでも水が飲める池」

「いつまでも食べ物に困らないように野原に穂を巻いてもらう」

という意見が出ました。

そんな中、ある雀が言いました。

「ソロモン王と同じような金の冠をかぶって飛んだら、さぞかし誇らしくかっこいいだろう」

と言ったところ、
雀たち全員が賛成し意見がまとまりました。

雀たちはソロモン王に言います。

「王様と同じ金の冠を雀全員にください。それが私たちの願いです」

それを聞いたソロモン王は、

「それはあまりいい考えではないな。もう一度考え直してきてはどうだ」

と助言しました。

それでも雀たちは、
「ぜひ王冠をください」と繰り返しました。

ソロモン王は、
「そこまで言うのなら仕方ない」

雀たちの願いを叶え、金の冠を全員に授けました。

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まだ、お話は続きますが
タムルードではここで一度考えることになります。

雀たちは、どうなったのでしょう?

なぜソロモン王は、
あまりいい考えではないといったのか?

雀たちは、どうすればよかったのでしょう?

ユダヤ人は、
一旦立ち止まって考えさせるそうなんです。

気づきの積み上げで
考える力を身につけることがタムルードの本質です。

つぎに、
話の続きをお伝えしていきます。

雀たちはどうなったのか?

ソロモン王から金の冠を授けられた雀たちは、

大喜びで誇らしげに大空を飛び回りました。

しかし、

今まで雀には目もくれなかった猟師たちが、

金の冠をかぶっているために、
全国で雀が狩られるようになってしまいました。

仲間たちのほとんどは撃ち落され、
なんとイスラエルの雀たちみんな撃ち殺されてしまい
とうとう最後の5羽になってしまいました。

残った5羽の雀たちは、
命からがらソロモン王のところに行き
こう言いました。

「私たちが間違っていました。金の冠はもういりません」

雀たちから金の冠が取り外され、
雀たちは少しずつ平和を取り戻したのです。

そして、

何年か経った後、また元の数に戻ることができました。

この話の気づきや学び

このお話のポイントは、

財産を見せびらかすとどうなるのか?

見栄を張るとどうなるのか?

という「気づき」ですね

ソロモン王から金の冠をもらったけど
使いかとを誤って見せびらかしたため
身を滅ぼしてしまった

結局、雀たちは金の冠を返した訳ですね

財産を見せびらかすと痛い目に合う

雀たちは、
せっかく王様からもらった金の冠のせいで、
命まで奪われることになりました。

お金の集まるところには、
人も集まるという原理原則に気づいていない訳ですね

わたしの周りにいる人で思い浮かぶ人

高級車を乗り回す

プラチナカード・ブラックカードを見せびらかす

宝石やブランド品を身に着ける

こんな「俺は金持ってるぜ」と言わんばかりの行動は、
財産を狙われているかもしれませんね

まあ、命までは取られないとしても
お店に行ったりしたときに”カモネギ”にされる可能性があります。

もちろん好待遇な対応を受けられるかもしれませんが
高級ワインを下ろさせられたり特別商品を売りつけられる可能性もあります。

見栄を張らず、身の丈にあわせる

何か物を購入するとき、ホントにいるものなのか?

それとも、見栄を張るためなのか?

一度立ち止まって考えることも必要なのかもしれませんね

自分の身の丈に合っているのか?

と考えてみると
ほとんどの人は話の中の雀ではないでしょうか?

王様の金の冠は、
ソロモン王だからいい訳ですね

日本人の富豪と言われる人

  • 柳井 正(ファーストリテイリング) 236億ドル
  • 滝崎武光(キーエンス) 216億ドル
  • 孫 正義(ソフトバンク) 211億ドル

この人たちの資産は、
減らしようがないレベルですよね

金の冠をかぶっていても誰にも何も言われず
ましてや普通に感じてしまいます。

この人の資産のわずか20分の1を
3%で運用するだけで年間30億です。

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とは言え、
お金持ちがえらい訳でもなく

やりたいことを見つけて
一生懸命やっている人って素敵だと思います。

なんだっていいんです!

自分の信じた道を貫くことって
カッコイイと思いませんか?

幸せかどうかは他人が決めることではなく
あなた自身が決めるということが大切です。

幸せは自分の手でつかみ取る

幸せは待っていても訪れません。

自分の手でつかみ取るという
行動をした人だけに訪れます。

当ブログでは、
自分軸を手にすることを推奨しています。

自分軸のある人は、
人の意見や考え方に影響されないため
他責ではなく自責で生きていく人です。

自分軸を手にすると、
人に依存しなくていいため見返りを求めず
すべては自分の決めた道を歩けるようになります。

今の仕事を捨てろと言っているのではなく
安心や保証を求めすぎるて守りの思考になっていると
成果はあがらない可能性が高いです。

サラリーマン(守り)思考を捨てて
経営思考を積み上げていくことで
自ずと成果が出るのではないでしょうか?

まとめ

今回は、
【ユダヤの教え】タムードの一説!金の冠をかぶった雀
について話してきました。

いかがだったでしょうか?

それでは、まとめていきます。

【金の冠をかぶった雀】

  • 財産を見せびらかすと痛い目に合う
  • 見栄を張ると”カモネギ”にされる
  • 身の丈に合った暮らしを選ぶことも必要

わたしたち日本人も、
タルムードをもっと早くに知っていたら?
違った人生になっていたかもしれません。

次世代に生きる子供たちに
伝えていきたいですね

ということで、
今回は以上になります。

-タルムード