今回は、
【ユダヤの教え】タルムードの一説!パラダイスを見つけた男
についてお伝えしていきます。
ユダヤ人は大富豪が多いことを
誰もが聞いたことあるのではないでしょうか?
その理由には、
「タルムード」が深くかかわっているといわれています。
タルムードについては
こちらで記事にしています。
ユダヤ人は、
子供のうちからタルムードを読み聞かせ
思考の積み上げをしていきます。
そんなタルムードの一説をお伝えします。
とはいえ、
ユダヤ教やタルムードについて深堀したわけでもなく
日本語で書かれた「タルムード金言葉」のようなものを
参考にしていますのであしからず。
ほんの些細なことでも
「気づき」になれば幸いです。
それでは、いってみましょう!
パラダイスを見つけた男
とある村に、
粉屋の男が住んでいました。
その男には妻と二人の子供がいて、
来る日も来る日も一日中粉まみれになって働いていました。
そんな日々の繰り返しに嫌気がさし、
もっと楽しいパラダイスがあるのではないかと粉屋は考えました。
ある時、
粉を買ったお客と雑談をしていると、
「旅に出て、夜、靴を枕元に置いて眠り、
翌朝、その靴が向いている方向に歩くとパラダイスがある」
という言い伝えが異国にあると聞きました。
粉屋は、
その言い伝えが本当のことのように思えてしかたなくなり
「パラダイスを探してみよう」
と、男は心に決めました。
そしてある日突然、
妻にも告げず
子供も置き去りにして
パラダイスを探す旅に出てしまったのです。
聞いた言い伝え通り、
夜になると靴を脱いで寝袋の枕元にそっと置きました。
翌朝、目を覚ますと、
小動物や風が靴を動かしていました。
男は、
靴が向いているその方向に毎日毎日歩き続けました。
そして、
何十日も経ったある日、
ついに一つの村にたどり着きました。
でも男は、
パラダイスにしてみてはみすぼらしい村だと思いました。
村の中に入ると、
見たことのある光景が広がり、
聞いたことのある女の声と子供の声が耳に入ってきた。
その家は、粉屋で、
門をくぐると、
置いてきた妻と子供にそっくりの母子が暮らしていました。
男を見ると、その母子は
「よく帰ってきたね」
と温かく迎え入れてくれたので、
「ここがパラダイスに違いない」
と、男は確信しました。
男は、
置いてきた妻と子供には申し訳ないと思いましたが、
自分が見つけたパラダイスで一生暮らしていくことに決めました。
そして、
昔と同じように、
来る日も来る日も粉まみれになって一生懸命働き、
平和に暮らしたということです。
この小話の気づきや学び
人は長く続く人生の中で日々の暮らしが
当たり前と感じてしまい感謝の気持ちを
忘れてしまいます。
この物語が伝えたいことは、
「本当の幸せは日々の毎日の中にある」
「本当に大切なものは目の前にある」
そんな気づきを与えてくれています。
平凡な毎日の中に幸せがある
平凡とは、
これだ!というものもなく、普通(並)なことですが
そんな毎日が続くことは、
悪いことも起こらないということです。
祟りのような制御不能なことばかり起こると
人間は普通がいいと感じます。
逆に言えば、
良いことばかり起こる人生なんて絶対にない訳ですね
幸せそうだな~と思えるような他人も
話を聞いてみると必ず試練を乗り越えてきた人生があります。
何が平凡で、何が良いとこで、何が悪いことかは
感じ方も考え方も人によって違いますが
自分自身のマインドを鍛えることで
些細な幸せにも気づいていけるのではないでしょうか
本当に大切なものは目の前にある
人は現状の生活があるのは当たり前と感じやすく
目新しいものに魅力を感じてしまうものです。
これには、
感謝の気持ちと関係していると思います。
ついつい忘れてしまう・・・
初心忘れべからず
という言葉があるように
目の前にあるものは
当たり前ではないということを
意識していくことが大切ですね
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ビジネスにも通じるものがあるように感じます。
現状が当たり前ではなく
常日頃から感謝をもって人と接すれば成功は訪れ、
この先のビジネスにも繋がっていきます。
まとめ
今回は、
【ユダヤの教え】タルムードの一説!パラダイスを見つけた男
について話してきました。
いかがだったでしょうか?
それでは、まとめていきます。
【パラダイスを見つけた男】
- 平凡な毎日の中に幸せがある
- 本当に大切なものは目の前にある
わたしたち日本人も、
タルムードをもっと早くに知っていたら?
違った人生になっていたかもしれません。
次世代に生きる子供たちに
伝えていきたいですね
ということで、
今回は以上になります。