タルムード

【ユダヤの教え】タルムードの一説!手と足と目と口

今回は、
【ユダヤの教え】タルムードの一説!手と足と目と口
についてお伝えしていきます。

ユダヤ人は大富豪が多いことを
誰もが聞いたことあるのではないでしょうか?

その理由には、
「タルムード」が深くかかわっているといわれています。

タルムードについては
こちらで記事にしています。

ユダヤ人は、
子供のうちからタルムードを読み聞かせ
思考の積み上げをしていきます。

そんなタルムードの一説をお伝えします。

とはいえ、
ユダヤ教やタルムードについて深堀したわけでもなく
日本語で書かれた「タルムード金言葉」のようなものを
参考にしていますのであしからず。

ほんの些細なことでも
「気づき」になれば幸いです。

それでは、いってみましょう!

手と足と目と口

ある国の王様が、
不治の病に侵せれてしまいました。

どんな医者もこの病を治せず、
王様はどんどん衰弱していくばかりでした。

そんなある日、
とある祈祷師が通りかかって病気の診断をすることになりました。

「この病気を治すには、世界で最も手に入り難いといわれている
母ライオンのお乳を飲ませるしかありません。」

という訳です。

そこで、

「母ライオンのミルクをとってきたものには、どんな褒美でも取らせる」

とお触れが出されたのです。

とはいえ、
母ライオンは子供を守ろうとして
近づく者を皆咬み殺してしまうため

褒美は魅力的だったが国中の人間は怖がって、
ライオンのミルクなどとても取りには行けません。

しかし、
村に住んでいた一人の若者がこれに挑むことになります。

そこで、
彼の目と耳が相談し一頭の母ライオンを見つけました。

いろいろ考えた末に、
母ライオンに羊の肉を与えて一歩近づき
次の日も羊の肉を与えて一歩近づきと
これを何日も繰り返して近づく方法を思いつき

若者はこの方法を勇気をふるって実行に移しました。

そして何日も何日も繰り返し
両手、両足、両目は、母ライオンの乳房の所にまで近づき

若者はついにライオンの警戒心を解き、
母ライオンの温かで新鮮なミルクを取ることに成功しました。

ところが、
いざ王様のところにミルクを持って行こうとしたとき
両手と両足と両目が喧嘩を始めてしまいます。

まず両目は言いました。

「このオレが母ライオンまでの距離を正確に目測し、
一歩一歩近づくことができたんだ。
だからこのオレが一番たくさん褒美をもらうべきだ」

すると両足は言いました。

「何を言う。このオレがいたからこそ、
もしライオンが襲ってきても逃げることができた。
一番大切な役割だ。もちろん、一歩一歩近づいたのもオレだ。
だからオレが一番たくさん褒美をもらうべきだ」

つぎに両手はこう言いました。

「何を言う。母ライオンの乳を搾ったのはこのオレだ。
それこそ一番大事な役割じゃないか 」

三人の論争を聞いていて、
今まで何もしなかった「口」が、初めて口を開いた。

口は言いました。

「両手も両足も両眼も言っていることは全然なってない。
このオレこそが、一番たくさん褒美をもらうべきだ 。」

さすがにこれには、両目、両足、両手も大反論します。

「何を言っているんだ」
「お前は何もしていないではないか」
「したがって、お前の褒美は何もないぞ」

そして、
王様にミルクを届ける日がきました。

ミルクを王様に届けたときに、口が勝手に叫びだしました。

「王様、ここに犬のミルクを持ってまいりました。
これで王様の病気は直ちに全快するはずです。」

この言葉に王様は大激怒。

「母ライオンのミルクを持って来いと言ったはずだ
なのに犬のミルクを持ってくるとは何事だ!
ふざけた野郎だ、即刻処刑せよ! 」

両目、両手、両足は、王様の剣幕に震え上がり、

「おい、頼むから本当のことを言ってくれ」

と、口に懇願します。

「それみろ。口こそが一番重要なのだ。
褒美は全部オレがもらうぞ、いいのか?」

両目、両足、両手は、しぶしぶ頷くしかなくなりました。

おしまい

この話の気づきや学び

このお話のポイントは、

目や耳や足や手が何をやろうと、
口が言ったことがすべてということです。

「口こそ最大の武器である」

ということを伝えています。

いろいろやってきた両目、両足、両手でしたが、
最後にすべてを握っているのは「口」の存在でした。

他の付属機関は従うしかないといった訳ですね

この話から考えられる気づきは、

「プレゼン能力や発信力を高める」ということではないでしょうか

日本人は発信力が弱いといわれています。

逆にユダヤ人は、
この小話でもわかるように
小さいことから訓練されているため

パフォーマンスが非常に高く
質問をしたり発信をすることを得意としています。

話を聞くという能力も大切ですが

発信力はビジネスをしていく上で

発信力こそ最大の武器である

ということに意識を置いて
パフォーマンスを高め言葉の威力を活かしていきましょう

まとめ

今回は、
【ユダヤの教え】タムードの一説!手と足と目と口
について話してきました。

いかがだったでしょうか?

それでは、まとめていきます。

【手と足と目と口】

  • 口こそ最大の武器である
  • プレゼン能力や発信力を高める
  • 発信力こそ最大の武器である

わたしたち日本人も、
タルムードをもっと早くに知っていたら?
違った人生になっていたかもしれません。

次世代に生きる子供たちに
伝えていきたいですね

ということで、
今回は以上になります。

-タルムード